Godot 4.3 で HTML5 にエクスポートする方法


このチュートリアルでは、Godot 4.3 を使用してプロジェクトを HTML5 にエクスポートし、ブラウザで動作させる方法を解説します。Godot の標準機能を活用し、エクスポート時の設定やローカルサーバーでのテスト方法も紹介します。




1. HTML5 エクスポートの準備

Godot 4.3 では、デフォルトで HTML5 エクスポート機能が組み込まれています。ただし、正しく動作させるためにいくつかの設定が必要です。

手順:

Godot エディターを開く
  • 「Project」メニュー → 「Export」 を開く

  • 「Add...」ボタンをクリック し、「Web (HTML5)」を選択
  • エクスポートプリセットを設定(詳細は次のセクションで説明)



2. HTML5 エクスポート設定

エクスポートする前に、以下の設定を確認・変更します。

必須設定

「Canvas Size」: ProjectProject SettingsDisplayWindow で適切な解像度に設定
「HTML5 のエクスポートプリセット」
Headless のチェックをオフ(サーバーで不要な場合のみ)
Threads のチェックをオン(パフォーマンス向上)
  • GODOT-GAMES.COMにゲームを登録する場合はThreadsのチェックを外してください。
Export With Debug はデバッグ用で、リリース時はオフ

ファイルシステム設定

FileSystem Access API を有効化すると、ブラウザでのファイル読み書きが可能
WebGL 2 をサポートしないブラウザ向けに WebGL 1 Fallback を有効化



3. HTML5 での動作確認

エクスポートした HTML5 ファイルをローカルで確認する方法を紹介します。

方法1: Godot のローカルサーバー機能

ProjectExport で HTML5 をエクスポート
Godot のエクスポート後に index.html を開く



方法2: Python 簡易サーバー

ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行:
python -m http.server 8000
その後、ブラウザで http://localhost:8000 にアクセス。



4. 公開方法(ホスティング)

エクスポートしたファイルを Web サーバーにアップロードして公開できます。

無料の公開方法

GitHub Pages: index.html をリポジトリに追加し、GitHub Pages を有効化
Itch.io: HTML5 ゲーム としてアップロード
NetlifyVercel: ドラッグ&ドロップで簡単に公開可能



まとめ

Godot 4.3 で HTML5 にエクスポートする方法を学ぶ
エクスポート設定の最適化
ローカル環境でのテスト方法
公開手順(GitHub Pages, Itch.io など)

この手順を活用して、Godot のゲームをブラウザで簡単にプレイできるようにしましょう!
最終更新日: 2025/03/27 07:05

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