Godotでホラーゲーム開発チュートリアル Part 4: マップの作成とNavigationRegion3Dによる 敵の行動範囲設定
Godot Engine バージョン4.3
このパートでは、ホラーゲームのマップを作成し、敵キャラクターが行動できる範囲を設定します。Godot 4.3のNavigationRegion3Dを使用して、敵が自由に動き回れるエリアを構築します。また、マップの作成には、適切なモデルの配置と、プレイヤーや敵の移動を考慮したレイアウト設計が含まれます。
ステップ1: マップの作成
基本レイアウトを設計
- Godotの3Dシーンに、地面や壁を配置してホラーゲームに適したマップを作成します。
- プロジェクトの
main.tsc
をメインシーンにします。
- 地面には
StaticBody3D
を設定し、コリジョン(衝突)用にCollisionShape3D
を追加します。
オブジェクトの配置
MeshInstance3D
を使い、障害物(壁)を配置します。
- マップがプレイヤーや敵にとって「狭くなりすぎない」よう、適切に間隔を空けましょう。
ステップ2: NavigationRegion3Dを追加
NavigationRegion3D
の追加NavigationRegion3D
を追加して、地面や壁などをNavigationRegion3D
の子ノードにします。
NavigationRegion3D
にはNavigationMesh
を設定します。
NavigationMesh
は右クリックメニューから「New NavigationMesh」で追加できます。
NavigationMesh
の設定地面の形状に合わせて
NavigationMesh
を生成します。NavigationRegion3D
を選択し、インスペクターの「Bake」セクションで「Bake Navigation Mesh」をクリックします。必要に応じて、
Cell Height
やCell Size
を調整してメッシュを修正します。
障害物の影響を考慮
- マップに配置されたオブジェクトがナビゲーションに影響を与えるように設定します。
- オブジェクト(壁など)に
StaticBody3D
と適切なCollisionShape3D
を追加します。
- 障害物がナビゲーション領域を遮ることを確認します。
これで、マップ作成と敵の行動範囲設定が完了しました!
次回は、敵の視界や追跡ロジックを実装し、緊張感のあるホラー体験をさらに強化します。
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