Godotでホラーゲーム開発チュートリアル Part 1: 一人称視点での基本操作
Godot Engine バージョン4.3
このチュートリアルでは、Godot 4.3を使用してホラーゲームの基礎を構築します。一人称視点での移動と、プレイヤーがライトを持って暗闇を探索できる基本機能を実装します。初めてのホラーゲーム開発に最適なステップバイステップのガイドです。
パート1: 一人称視点で歩行の実装
1. プロジェクトの準備
- Godot 4.3で新しいプロジェクトを作成します。プロジェクト名は例として「HorrorGame」にします。
- 新しい3Dシーンを作成し、ルートノードに Node3D を設定します。シーン名を
Main
に変更します。
2. ライト(懐中電灯)の設定
SpotLight3D
を使ってライトを実装します。SpotLight3D
をプレイヤーのHead
の子ノードして作成してflashlight
と名前を変えて構成を下記のようにします。
プレイヤーのスクリプトにライトのスイッチを追加します。
Fキー
を押した時にライトの照明をつけたり消したりするためにflashlight
というアクションキーを追加しておきます。if event.is_action_pressed("flashlight"):
%flashlight.visible = !%flashlight.visible
SpotLight3D
はデフォルトで広範囲に照らすので、RangeとAngleを下記のように照明を設定します。
シーンのテスト
シーンを実行し、マウスとキーボードで以下の機能をテストします:
- プレイヤーが一人称視点で移動できる。
- 懐中電灯が視点の方向に向いている。
7. 環境の追加
環境で光を調整してホラー感を演出します。
Main
スクリプトにDirectionalLight3D
とWorldEnvironment
の明るさを暗くしてライトの必要性と雰囲気を出します。func _ready():
$DirectionalLight3D.light_color = Color.BLACK
$WorldEnvironment.environment.background_energy_multiplier = 0
これでパート1は完了です。
一人称視点でライトを使いながら暗いフィールドを探索できるようになりました。
次のパートでは、より複雑な環境やインタラクティブな要素を追加していきます!